戦いの土俵を変える
- 2015/06/29
- 09:25
◎今日の「孫子」軍争(戦場への先着争い)の難しさの中身は、私たちの迂回行動を結果として直線的行動となし、私たちの不利を有利となすことなのだ。 <軍争篇>●よくある会社の問題ある建築関連の卸売業の社長が、得意先である工事会社への営業で悩んでいました。「工事会社にとってわが社の営業マンは、 何でも言いなりになってくれる手下のようなもの。 『すぐに○○をもってこい!』 と言わ...
ぶら下がり社員をどうする?
- 2015/06/26
- 06:46
◎今日の「孫子」兵士たちに対して、まるでいとし子のように見て世話をしていくと、彼らは将軍に信服するので、彼らと生死を共にできるようになる。 <地形篇> ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^) ⇒ 経営のヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!●よくある会社の問題ある教育サービス企業の社長が、「社員の中にぶらさがっている者が結構いるんですよ。 幹部社員はそんなことない...
部下の仕事ぶりに不満
- 2015/06/25
- 09:30
◎今日の「孫子」有利な態勢とは、有利な状況に基づいて、その場に応じた臨機応変の処置を取ることだ。 <計篇>●よくある会社の問題ある輸入品(ブランドもの)格安販売会社の社長は、「社員が一所懸命に仕事をしない」という不満をもっていました。くわしくお話を聞いてみると、「売り方が下手。 お客の話をきちんと聞いていないので、 提案もできない」「根付けが下手。 商品の価値を考慮せ...
名社長とは
- 2015/06/24
- 09:16
◎今日の「孫子」将軍が有能で五徳(知・信・仁・勇・厳)を保有しており、君主が干渉しなければ勝つ。 <謀攻篇>●よくある会社の問題あるエコ産業関連企業の社長は、「社内で売上目標を発表するなんて出来ない」とおっしゃいました。理由は、「社員に話すと、社員がよその会社に漏らすから。 うちの業界は人のレベルが低いので、 何でも漏らしてしまんですよ」とのこと。で、この社長のお悩みは、...
厳しさと○○○、目標達成に必要なもの
- 2015/06/23
- 06:54
◎今日の「孫子」軍隊は気持ちを一つにするのに思いやりをもってし、ルールに従わせるのに軍の規律をもってする。そのように統率されれば、戦えば必ず勝ち、攻めれば必ず取るという、いわゆる必勝の軍となる。 <行軍篇>●よくある会社の問題ある会社に行ったら、棒グラフが貼ってありました。横軸には営業社員の名前が並んでおり、縦軸には販売額の数字が刻んであります。ある人は上の方までグ...
「売れる」仕組み作りは社長の仕事
- 2015/06/22
- 10:54
◎今日の「孫子」昔の戦いが上手な将軍は、まず誰もこちらに勝てないような態勢を固めてから、敵に隙ができて打ち勝てるようになるのを待った。 <形篇>●よくある会社の問題「売って、売って、売りまくれ!」以前、ある大企業の社長がこう叫んで、社員を鼓舞している映像を見たことがあります。大企業でなくても、生き残るには売上が不可欠。では、売るにあたっては何が必要でしょうか?絶対...
会社をつぶさないためにはどうする?
- 2015/06/20
- 15:26
◎今日の「孫子」勝ち目が多ければ勝てるが、少なければ勝てない。まして勝ち目が全く無いというのでは勝つわけがない。私は事前の分析で、勝敗をはっきりと知るのだ。 <計篇>●よくある会社の問題「資金繰りがあぶない・・・」社歴の長い会社はどこも、資金が底を尽きかけたことがあるはずです。血液の流れが止まると人の命が終わるように、お金が流れなくなると会社の命は終わります。このこ...
正しい営業会議とは
- 2015/06/18
- 09:30
◎今日の「孫子」そもそも、開戦の前に計算して勝つというのは、戦略・戦術を検討した結果、勝ち目が多いからだ。開戦の前に計算して勝てないというのは、戦略・戦術を検討した結果、勝ち目が少ないからだ。 <計篇>●よくある会社の問題ある会社の営業会議での風景。12名ほどの男性が机をロの字にして座っています。真正面に営業担当常務、その右横に社長、左横に経理担当専務。常務が口を開き...
社長の身内が足を引っぱるケース
- 2015/06/17
- 15:17
◎今日の「孫子」大部隊の長が将軍に反抗的であり、敵に遭遇すると恨みの気持ちから自分勝手な戦いをし、将軍がその人物、能力をよくつかんでおらず、軍の組織が崩壊している状態を“崩れる”という。 <地形篇>●よくある会社の問題同族経営の割合がとても高い日本。なんと全体の95%なのだそうです!良い面は、・家族を取締役にしていれば安心・後継者が社長の身近で学習しやすい・家でもコミュ...
部長が弱いとどうなるか
- 2015/06/16
- 13:05
◎ 今日の「孫子」 兵士は優れているのに中・小部隊長の指導力不足で規律がゆるみ、戦力を発揮できずに敗れ去るのをゆるむという。 <地形篇>●よくある会社の問題こんな会社があります。社歴が長く、昔から働いていた勤続年数の長い人が、実力もないのにそれだけで幹部となっており、そこに近年は続々と優秀な若者が入社してきている・・・若手は口々に言います。「どうしてあの人が部長な...
営業部長と「孫子」
- 2015/06/15
- 10:35
◎ 今日の「孫子」 戦上手の将軍は、勝利を軍全体の勢いに求めて、兵士の個人的勇気や戦闘技術の優秀さには頼らない。軍団ごとによく人を選び、勢いを生むことのできる武将をリーダーに任命する <勢篇>●よくある会社の問題事務機器販売T社の社長は、・営業マンの育成で悩んでいました。ここは30人ほどの小さな会社です。そのうち20人近くが営業マン。営業部長、営業課長は仕事が出...
努力の方向に要注意
- 2015/06/12
- 08:24
◎ 今日の「孫子」 敵が私たちに勝てない要因は私たち自身の主体的な努力にあり、私たちが敵に勝てる要因は敵にある。 <形篇>●よくある会社の問題あるスポーツクラブの社長がこうおっしゃいました。「私たちは相当な努力をして、 最高級のサービスを提供しているつもりです。 それなのに、お客様は増えません。 値段が高すぎるのでしょうか」サービスのどんなところに注力しているのかを...
商品を見極めるには
- 2015/06/11
- 10:49
◎ 今日の「孫子」 戦ってよいときと戦ってはいけないときをわきまえていれば勝つ。 <謀攻篇>●よくある会社の問題「昔からの売れ筋商品が売れなくなり、 思い切って新商品を出してみました。 しかし、あまり売れませんでした」こういうケースは山ほどあります。新商品を出しても出しても売れない・・・新商品開発にはお金がかかります。売り出すにもお金がかかります。それで、・ヒット商品...
本当に弱者ですか?
- 2015/06/10
- 10:33
◎ 今日の「孫子」 敵の態勢をはっきりさせ、味方の態勢を隠す。そうすれば味方は集まることができ、敵は分散する。味方は集まって一つになり敵は分かれて十になれば、こちらの十人で敵の一人を攻めることになる。 <虚実篇>●よくある会社の問題「うちは弱者なので、弱者の戦法でいかないといけません。 戦い方を教えて下さい」と、よく中小零細企業の社長がおっしゃいます。私はコン...
「いい人」を招く方法
- 2015/06/09
- 11:40
◎ 今日の「孫子」 昔、殷(いん)王朝が興ったとき、伊摯(イシ、殷王朝を開くのに大功があった人)は夏(か。殷が滅ぼした王朝)にいました。周(しゅう)王朝が興ったとき、呂牙(リョガ、周の武王を助けて殷を討った人)は殷にいました。 <用間篇>●よくある会社の問題「誰かいい人いませんか?」時々、年配の社長にこう言われます。特に、・後継者問題に悩んでいる社長の場合は切...
警戒心を解くには?
- 2015/06/08
- 11:35
◎ 今日の「孫子」 最上策は敵のたくらみを実行させずに破ることであり、その次は敵の仲間との関係を悪くさせることであり、その次は敵の軍を攻撃することであり、最もまずい下策は、敵の城を攻めることである。 <謀攻篇>●よくある会社の問題「なかなか買ってもらえない」と嘆かれる社長に、何人も出会いました。ほとんどの人が、「商品にはまずまずの自信がある。 いちど使ってもら...
部下への愛をどう示す?
- 2015/06/05
- 11:01
◎ 今日の「孫子」 将軍が兵士たちを治めるのに、まるで赤ん坊のように世話をしていくと、彼らは将軍に信服するので、彼らを深い谷底などの危険な土地にも連れて行けるようになる。 <地形篇>●よくある会社の問題ある社長は社内で怒ってばかり。社員は、どんな仕事をしても、「社長には絶対に何か注意される」ということでナーバスになっていました。いつもピリピリしています。社長は...
危機感をどう捉える?
- 2015/06/04
- 06:28
◎ 今日の「孫子」 優秀な将軍が巧みに兵士を戦わせたときの勢いは、高い山から丸い石を転がしたようになる。これが戦いの勢いというものだ。 <勢篇>●よくある会社の問題ある社長は、売上高が低迷しているものの「会社に危機感を漂わせたくない」とおっしゃいました。「まず危機感という言葉が嫌い。社内が暗くなる。 楽しい雰囲気で社員に仕事をやらせたい」とのこと。そうおっしゃり...
上層部の意見が合わないときに気をつけること
- 2015/06/03
- 06:40
◎今日の「孫子」 もし、王が私の戦略を十分に納得されたなら、私が王の部隊に作戦指揮すれば、必ず勝ちます。その場合、私はこの国に留まります。 <謀攻篇>●よくある会社の問題企業に限らず、家庭でも趣味のグループでも、人が集まれば必ず、・意見の相違は起こるものですね。異なる意見をぶつけ合うのはよいのですが、「あいつとは口もききたくない」などということになってくると、...
営業部長と「孫子」
- 2015/06/02
- 10:15
◎今日の「孫子」戦上手の将軍は、勝利を軍全体の勢いに求めて、兵士の個人的勇気や戦闘技術の優秀さには頼らない。軍団ごとによく人を選び、勢いを生むことのできる武将をリーダーに任命する。 〈勢篇〉●よくある会社の問題事務機器販売T社の社長は、・営業マンの育成で悩んでいました。ここは30人ほどの小さな会社です。そのうち20人近くが営業マン。営業部長、営業課長は...
生兵法はケガのもと
- 2015/06/01
- 16:26
中小零細企業は、基本は持久戦、拙速は避けよ(濱本執筆「失敗しないための独立・起業コラム」より)です。しかし、例外があります。例外を知っておかないと、「生兵法はケガのもと」になってしまうので気をつけないといけません。どんなときだと思いますか?例えば、あなたが、・どこもマネできない最先端技術を持っているような場合です。まず、強者と弱者という分け方ですが、これは相対的なものです。大企業=強者、中小企業=...