管理職の育て方
- 2015/08/31
- 08:14
◎ 今日の「孫子」そもそも将軍とは国家の助け役である。君主と将軍の間が親密で、きちんと役割分担がなされれば必ず強国となる。 <謀攻篇>●よくある会社の問題昨日、とりあげたC社。C社長はせっかく作った人事制度が機能せず、困っていたのですが、専門家B氏の提案で、・企業ビジョン、戦略、経営計画・当社で求められる人材像などを明確化し、店長教育を兼ねて、毎月、会議を開いたところ、...
人事制度は時期尚早
- 2015/08/28
- 08:27
◎今日の「孫子」敵に勝って、しかもさらに強さを益す(増す)。勝利を第一目的とし、長期化を避けるようにする。 <作戦篇>●よくある会社の問題6店舗ほど飲食店を保有しているC社。C社長は本店の店長も兼務しつつ、6店舗を走り回っていました。7店舗目の開店を考え始めたとき、「もっと各店長に成長してもらう必要がある。 それに、自分とは別に管理職が一人必要」と感じ、ある専門家A氏に...
攻めに転じる決意
- 2015/08/27
- 06:37
◎今日の「孫子」誰もこちらに勝てないような態勢とは、守備にかかわることだ。敵に打ち勝てる態勢とは、攻撃にかかわることだ。 <形篇>●よくある会社の問題主に法人客の多いD旅館。創業50年と長い歴史をもっており、・美味しい食事・ゆったりと入れる大浴場が人気です。ところが、ここ10年ほどで近隣に競合する宿泊施設が続々とでき、徐々に顧客が減っていきました。平均稼働率が50%を切りそうな水準に...
社員教育は役に立つ?
- 2015/08/26
- 06:33
◎今日の「孫子」もし手厚く世話するばかりで動かすことができず、かわいがるばかりで命令することができず、いい加減なことをしていてもそれをきちんと治めることができないのでは、たとえればわがまま放題の子供のようなもの。役に立たず使えない。 <地形篇>●よくある会社の問題サービス業のT社。T社長は、「社員教育って、意味があるのかなぁ」とボヤいています。これまで、・新入社員研修・...
社員の一致団結
- 2015/08/25
- 08:13
◎今日の「孫子」兵士たちの勇気をそろえてまるで一人の人物のようにさせるのは、普段から統率力をきちんと発揮しているかどうかという将軍の政治のあり方によるのだ。 <九地篇>●よくある会社の問題住宅販売のH社には、20名ほどの営業マンが在籍していました。彼らは互いに競争し合っています。トップセールスマンは月に4~5棟も契約を結びますが、売れない営業マンは1棟、結べるか結べな...
幹部の意識向上
- 2015/08/24
- 08:45
◎今日の「孫子」兵士たちが、今ここで死ぬ以外の死に方を考えていないからといって、長生きを望んでいないというわけではなく、あえて生きることへの未練を断ち切ったのだ。 <九変篇>●よくある会社の問題教育サービス業のA社では、ここのところ、業績が伸び悩んでいました。A社長は、「余裕のある今のうちに手を打っておかなければ」と思ったものの、・経営幹部の意識が低い現状では、手を打って...
アイデアの集め方
- 2015/08/21
- 08:38
◎今日の「孫子」因間(いんかん)とは、敵国の住民を間者として利用するものだ。内間(ないかん)とは、敵内部の中枢付近にいる役人を使って情報を取るものだ。 <用間篇>●よくある会社の問題昨日、お伝えした建設業のD社は、個人住宅の建築がメインなのですが、・業績がジリ貧気味となっていました。D社長が社員との会話に注力するようになり、社内に活気は戻ってきたものの、「これを外へのエネルギー...
仕組みに頼るな
- 2015/08/20
- 08:47
◎今日の「孫子」馬を一ヶ所に集め横並びにさせて縛って固定し、車体は車輪を地面に埋めて軍勢の周りに並べ、これらをつないで防壁を作り防御を固めるという、兵士たちの逃亡を防ぐことを意図した作戦がある。これが単に形だけ行われるものであるならば、それは頼みとするには不十分である。 <九地篇>●よくある会社の問題建設業のD社長は、・若手社員に元気がないことを問題に感じていました。...
プロに求められるのは「結果」
- 2015/08/19
- 06:40
◎今日の「孫子」人々は皆、味方が勝利した表面の形は知っていても、味方が勝利を決定したその原因の形は知らない。 <虚実篇>●よくある会社の問題あるドラッグストアS社では、・目玉商品で集客するのが常套手段でした。その目玉商品を、・売れば売るほど赤字になるのですが、他に集客の手を思いつかなかったのです。しかし、競争の激化で収益が減り、広告費を出すのもつらい状況に陥りました。...
奇法と正法の組み合わせ
- 2015/08/18
- 08:28
◎今日の「孫子」大勢の兵士たちが、敵が仕掛けてくるあらゆる戦法を受けても、これにうまく対応できるのは、奇法と正法との組み合わせによる。 <勢篇>●よくある会社の問題イタリアン割烹のC店では、・売上高の8割がランチでした。つまり、ディナーの時間帯は閑散としていたのです。ここは商店街の一角で、夜になるとめっきり人通りが減ってしまいます。さらに、このレストランは2階部分にあり、...
若社長の猛烈改革
- 2015/08/17
- 15:34
◎今日の「孫子」もし手厚く世話するばかりで動かすことができず、かわいがるばかりで命令することができず、いい加減なことをしていてもそれをきちんと治めることができないのでは、たとえるなら、わがまま放題の子供のようなもの。役に立たず使えない。 <地形篇>●よくある会社の問題創業社長がカリスマで、急逝したというケース。創業者が一代で築き上げた会社は、その方がいなくなったときに問...
顧客に近づく努力
- 2015/08/12
- 08:50
◎今日の「孫子」諸侯たちのたくらみの内容が分からないのでは、前もって交渉することはできない。 <軍争篇・九地篇>●よくある会社の問題ある結婚式場では、・客数の減少に悩んでいました。・結婚人口の減少・晩婚化・ジミ婚と逆風が吹いています。この結婚式場のスタッフは皆、誠実で、契約してくれた顧客には・誠心誠意、対応してきたのですが、それでもジリ貧傾向に歯止めがかかりません。いったい、どう...
部下の方が上、年も力も
- 2015/08/11
- 06:46
◎今日の「孫子」兵士たちがまだ十分将軍に心服していないのに、彼らをささいなことで罰すれば、彼らは服従しなくなる。服従しなければ、いざというときに手足のように動かせず、これを軍として戦いに用いることは困難だ。 <行軍篇>●よくある会社の問題自分よりも年上の部下が存在する場合、・部下との接し方に悩んでいる上司を時々、見かけます。仕事は自分の方ができるなら、・仕事面の指導をす...
顧客密着戦略
- 2015/08/10
- 06:45
◎今日の「孫子」ほんの少しの費用を惜しんで、間者を重視して用いることをせず、敵の実情を探知しない将軍は、民を愛する心が全く無いといえ、民衆を率いる将軍の資格、君主を補佐する資格は無く、戦いの主導権を握ることもできない。 <用間篇>●よくある会社の問題ある自動車整備販売業F社のお話。日頃の集客方法は、・チラシイベント時の集客も、・チラシそれで、年々、集客状況は悪化傾向。同時に収益も...
社長を成長させる幹部
- 2015/08/07
- 08:38
◎今日の「孫子」軍隊には、1.兵士たちが逃亡してしまうのがあり、2.規律がゆるんでしまうのがあり、3.敵の作戦に陥ってしまうのがあり、4.組織が崩れてしまうのがあり、5.バラバラに乱れてしまうのがあり、6.負けて敵に背中を見せて逃げてしまうのがある。これら6つの敗北の仕方は、自然の災害等のせいではなく将軍の過失によるのだ。 <地形篇>●よくある会社の問題「幹部が変わっ...
何のためのイベントか
- 2015/08/06
- 06:27
◎今日の「孫子」よろいをはずして一瞬のチャンスを求めて走り、昼夜を分かたず、普段進む距離の倍の道のりを強行軍して百里先の有利な条件を争えば、(上軍・中軍・下軍の)三将軍共に捕虜にされ、惨敗を喫する。 <軍争篇>●よくある会社の問題イベントを開催して失敗するケース。自社の既存客など、お世話になっている方を対象にイベントを開催。・事前に参加申込み予約をいただく・たくさんの人が...
社長こそ会社の中心
- 2015/08/05
- 06:38
◎今日の「孫子」もし手厚く世話するばかりで動かすことができず、かわいがるばかりで命令することができず、いい加減なことをしていてもそれをきちんと治めることができないのでは、例えればわがまま放題の子供のようなもの。役に立たず、使えない。 <地形篇> ●よくある会社の問題社長が経営幹部に遠慮しているケース。自分ひとりだけが浮いてしまうのを恐れて、力のあ...
どこに狙いを定めるか
- 2015/08/04
- 07:35
◎今日の「孫子」敵が休養十分で快適な状態であればそれを疲れさせ、食料が十分で腹いっぱいに食べていればそれを飢えさせることができるのは、敵が必ず馳せつけてくるような敵の急所に出撃するからだ。 <虚実篇>●よくある会社の問題地方で4店舗のメガネ店を展開しているE社では、競合他店の進出に苦しんでいました。大手チェーン、安売り店が続々と開店する中、売上高は徐々に減少。ここ数年は5~10...
管理職に必要な資質
- 2015/08/03
- 07:12
◎今日の「孫子」将軍がひ弱で厳しさが不足しており、軍事教育の内容もはっきりせず普段から兵士たちに徹底していなくて、士卒はそれぞれの勝手な判断で行動するようになり、布陣するにあたっては縦横入り乱れて混乱する。これを「乱れる」という。 <地形篇>●よくある会社の問題創業20年となるK社では、初めて・人事評価制度を導入することにしました。プロジェクトチームを作り、・仕事調べ...