テレビは無料で配った方がいい、アマダナ社長
- 2017/11/29
- 08:50
◎兵法経営 今日のポイント
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「自己否定」から出発しよう。
他社と協業すれば方法は無限に広がる。
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━━━━━━━━ 2017年11月27日付「日経MJ3面」より━━━━━━
□■□ 本日の注目企業・人
■□■ モノづくりとは創造業 アマダナ社長 熊本浩志氏
□■□ 他企業と協業して大ヒット生み出す
────────────────────────────────
今日は、電卓、レコードプレーヤーなど枯れた製品にデザインで新風を
吹き込んできたアマダナ(東京・渋谷)の社長、熊本浩志さん(42)へ
のインタビュー記事です。
■「すでに(情報機器を含めた)家電というカテゴリーは溶けています。
アップルなんか何屋か分からないし、IBMもサービス業ですよね。
‥‥」
■「‥‥液晶テレビが出始めた頃、国内メーカーのテレビ技術者に『サ
ムスンとかのテレビは良くなるんじゃないの』と聞くと『ブラウン管
に液晶はかなわない』と言い切っていました。NECのあるエンジニ
アはiPhoneを見て『これは電話じゃない。だから売れません』と」
■「新しい勢力は治外法権からしか生まれません。‥‥自己否定から入
らないと無理ですよね」
■──過去の延長線上で技術を磨いてもブレークはないですか。
「ないですね。同じことをずっと考えてきた人は過去の体験にすがり、
判断できない。変わりたくない人を変えようとしても無理です」
■──テレビ、どうしたらいいでしょうか。
「もう配った方がいい。‥‥もう日本企業がやるには割が合わない」
■アマダナは他企業と協業して、おしゃれな携帯電話や電卓を大ヒット
させた。協業事業が本格化したのは2013年に専門部署を設けてからだ。
同社の強みは企画力。‥‥17年の協業企業は31社以上となった。
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ 業績アップのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
人はなぜ、新しく台頭してくる勢力を否定したがるのでしょうか?
「ブラウン管に液晶はかなわない」
と言った技術者は、おそらく本気でそう思っていたのでしょう。
私も昔、同じことを聞いた記憶があります。
ブラウン管を使ったテレビ画面の方が美しいと。
しかし、調べてみたところ、ブラウン管を使用しているテレビの生産は
現在、世界規模で見てもほぼ終わっています。
ブラウン管支持の技術者についてはまだ理解できますが、
iPhoneを見て、
「これは電話じゃない。だから売れません」
と言ったという技術者については、まったく世の中の動きが分かって
いない気がします。
いずれにしろ、意識するしないに関わらず、心のどこかに、
「自分の極めてきたモノが排除されると困る」
といった自己保身の欲求があり、判断を誤らせるのではないでしょうか。
私自身も、
・分からないものから目を背けたがる
ところがあります。
例えば、上の記事と同じページで紹介されている、
・仮想ライブ「SHOWROOM」
ですが、一応サイトを確認したものの、何が良いのかさっぱり分かりま
せんでした。
やはり自分がよく知っているモノを身びいきしてしまうという傾向は
誰にでもあるでしょう。
しかし、社長がそれではいけないのです。
アマダナの熊本社長は、
「自己否定から入らないと無理」
だと言います。
つらいですね。これまでの人生で得たものを否定する、というのは。
ブラウン管の技術者がブラウン管を捨て、
携帯電話の技術者がこれまでの携帯電話の技術を捨てる・・・
私も経営コンサルティングの進め方について身に着けてきたものを
捨てろと言われたら、これはつらい。
なかなか出来るものではありません。
しかし、アマダナのやり方なら、
割とスムーズに過去を捨てられるのではないかと思いました。
それは、
・協業
です。
他人と一緒にやる場合、
自分のやり方ばかりを押し付けるわけにはいきません。
他人のやり方を半分加えるなら自分のやり方を半分に抑えなければ
うまくいかないわけですから、
・おのずと過去を捨てなければならなくなる
わけです。
生き残るためには、協業はとても良いことではないでしょうか。
アマダナ
「孫子の兵法」では、
・天の時、地の利、人の和を考慮せよ
と教えています。
敵と味方のそれらの状況をよく調べたうえで、
最適な戦法を採用するのです。
決して自分の過去の成功例に固執しません。
頭が柔らかくないと勝てませんから。
人との協力関係を保ち続ければ柔らかさも保てます。
仲良くする相手をどんどん発掘しましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■ちょっと一言
ここ数か月、庭の木をズバッと切ってさっぱりしたことから、
妻が、
「不要なモノを少なくしてスッキリ暮らしたい」
と言い出し、使わないものをどんどん捨て始めました。
小さなゴミはほぼ妻の担当ですが、大ごみは私の担当。
それで私も、
・水槽(大2、小2)
・小動物用のケージ2つ
・物干し竿、物干し台
・大き目の物入れ
などを捨てることに。
かなり空間がスッキリしそうですが・・・
私まで捨てられないように気を付けないと。(#^.^#)
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兵法経営協会(ハマモト経営)ホームページ
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「自己否定」から出発しよう。
他社と協業すれば方法は無限に広がる。
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━━━━━━━━ 2017年11月27日付「日経MJ3面」より━━━━━━
□■□ 本日の注目企業・人
■□■ モノづくりとは創造業 アマダナ社長 熊本浩志氏
□■□ 他企業と協業して大ヒット生み出す
────────────────────────────────
今日は、電卓、レコードプレーヤーなど枯れた製品にデザインで新風を
吹き込んできたアマダナ(東京・渋谷)の社長、熊本浩志さん(42)へ
のインタビュー記事です。
■「すでに(情報機器を含めた)家電というカテゴリーは溶けています。
アップルなんか何屋か分からないし、IBMもサービス業ですよね。
‥‥」
■「‥‥液晶テレビが出始めた頃、国内メーカーのテレビ技術者に『サ
ムスンとかのテレビは良くなるんじゃないの』と聞くと『ブラウン管
に液晶はかなわない』と言い切っていました。NECのあるエンジニ
アはiPhoneを見て『これは電話じゃない。だから売れません』と」
■「新しい勢力は治外法権からしか生まれません。‥‥自己否定から入
らないと無理ですよね」
■──過去の延長線上で技術を磨いてもブレークはないですか。
「ないですね。同じことをずっと考えてきた人は過去の体験にすがり、
判断できない。変わりたくない人を変えようとしても無理です」
■──テレビ、どうしたらいいでしょうか。
「もう配った方がいい。‥‥もう日本企業がやるには割が合わない」
■アマダナは他企業と協業して、おしゃれな携帯電話や電卓を大ヒット
させた。協業事業が本格化したのは2013年に専門部署を設けてからだ。
同社の強みは企画力。‥‥17年の協業企業は31社以上となった。
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ 業績アップのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
人はなぜ、新しく台頭してくる勢力を否定したがるのでしょうか?
「ブラウン管に液晶はかなわない」
と言った技術者は、おそらく本気でそう思っていたのでしょう。
私も昔、同じことを聞いた記憶があります。
ブラウン管を使ったテレビ画面の方が美しいと。
しかし、調べてみたところ、ブラウン管を使用しているテレビの生産は
現在、世界規模で見てもほぼ終わっています。
ブラウン管支持の技術者についてはまだ理解できますが、
iPhoneを見て、
「これは電話じゃない。だから売れません」
と言ったという技術者については、まったく世の中の動きが分かって
いない気がします。
いずれにしろ、意識するしないに関わらず、心のどこかに、
「自分の極めてきたモノが排除されると困る」
といった自己保身の欲求があり、判断を誤らせるのではないでしょうか。
私自身も、
・分からないものから目を背けたがる
ところがあります。
例えば、上の記事と同じページで紹介されている、
・仮想ライブ「SHOWROOM」
ですが、一応サイトを確認したものの、何が良いのかさっぱり分かりま
せんでした。
やはり自分がよく知っているモノを身びいきしてしまうという傾向は
誰にでもあるでしょう。
しかし、社長がそれではいけないのです。
アマダナの熊本社長は、
「自己否定から入らないと無理」
だと言います。
つらいですね。これまでの人生で得たものを否定する、というのは。
ブラウン管の技術者がブラウン管を捨て、
携帯電話の技術者がこれまでの携帯電話の技術を捨てる・・・
私も経営コンサルティングの進め方について身に着けてきたものを
捨てろと言われたら、これはつらい。
なかなか出来るものではありません。
しかし、アマダナのやり方なら、
割とスムーズに過去を捨てられるのではないかと思いました。
それは、
・協業
です。
他人と一緒にやる場合、
自分のやり方ばかりを押し付けるわけにはいきません。
他人のやり方を半分加えるなら自分のやり方を半分に抑えなければ
うまくいかないわけですから、
・おのずと過去を捨てなければならなくなる
わけです。
生き残るためには、協業はとても良いことではないでしょうか。
アマダナ
「孫子の兵法」では、
・天の時、地の利、人の和を考慮せよ
と教えています。
敵と味方のそれらの状況をよく調べたうえで、
最適な戦法を採用するのです。
決して自分の過去の成功例に固執しません。
頭が柔らかくないと勝てませんから。
人との協力関係を保ち続ければ柔らかさも保てます。
仲良くする相手をどんどん発掘しましょう。
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■■■ちょっと一言
ここ数か月、庭の木をズバッと切ってさっぱりしたことから、
妻が、
「不要なモノを少なくしてスッキリ暮らしたい」
と言い出し、使わないものをどんどん捨て始めました。
小さなゴミはほぼ妻の担当ですが、大ごみは私の担当。
それで私も、
・水槽(大2、小2)
・小動物用のケージ2つ
・物干し竿、物干し台
・大き目の物入れ
などを捨てることに。
かなり空間がスッキリしそうですが・・・
私まで捨てられないように気を付けないと。(#^.^#)
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