クーポン付きの日めくりカレンダーはいかが?
- 2019/01/17
- 08:41
◎兵法経営 今日のポイント
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販促ツールは相手がメリットを感じるものか。
先にニーズを調査すべし。
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━━━━━━━ 2019年1月7日付「日経MJ9面」より━━━━━━━━
□■□ 本日の注目企業・人
■□■ 各地の商店街で活用 NPO法人アンプ
□■□ 日めくりカレンダー×クーポン
────────────────────────────────
今日は、クーポンと日めくりカレンダーを組み合わせた「クーポレン
ダー」を全国各地の商店街に広げているNPO法人アンプ(山形県新庄
市)に関する記事です。
■「アイス1個プレゼント」「100円引き」といったクーポンを1日に1枚
ずつ載せた日めくりカレンダー‥‥。
■地域の小売店や飲食店、電気店などで使える異なるクーポンを日めく
りの1枚ずつに載せる。2019年版は高知市中心部のはりまや橋や北九
州市などにある5つの商店街が参加した。
■茨城県大洗町の商工会は、女子高生が戦車を武道のようにたしなむ人
気アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台となった縁を活用。表紙に
キャラクターを描き、月の初めのページには戦車のイラストを載せた。
■18年に5千部を発行した際は、8割をファンが購入したという。
■クーポンは「岩盤浴半額」「信金で花の苗をプレゼント」など多様な
内容とし、幅広い業種から参加できる。
■カレンダーを発注する商店街にとっては費用の負担が小さいのが特徴。
カレンダーの販売額に加え、クーポンの掲載料を店舗から1枚当たり
1千円受け取る。
■アンプは商店街の活性化策として全国に広がる「100円商店街」の生
みの親でもある
とのこと。それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ 業績アップのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
どこの商店街も活性化策に頭を抱えています。
ごく一部の人口増加地域を除いて、
ほとんどが少子高齢化、人口減少の波に飲まれており、
なかなか気勢が上がらないのです。
そもそも、商店主の方が高齢化しており、後継者もいない中、
「そろそろ店を閉めようか」
と考えている店主が相当いらっしゃいます。
ある商店街の会長さんは、
「うちの商店街は解散した方がよいのではないか」
と浮かぬ顔で話していました。
そんな中、
「100円商店街」
を生み出し、商店街の活性化支援を行っているNPO法人アンプ。
今度は、
「クーポレンダー」
という、クーポンと日めくりカレンダーを組み合わせた販促ツールを
作って全国に広げつつあります。
日めくりですから、毎日、商店街のどこかの店のクーポンが消費者に
表示される仕組み。
消費者の方はあらかじめ1年分に目を通しておけば、
・いつ、どの商品を買えば得か
を知ることが出来ます。
茨城県の大洗町は人気アニメの舞台になったことを活用。
表紙にキャラクターを描いたところ、5千部中の8割をファンが購入。
「聖地巡礼」
としてファンが現地を訪れ、クーポンを使用していったそうです。
アマゾンでも売っていたようですから全国のファンが買うのでしょう。
地方の人口が減る中、
こうして地域外の人が消費してくれるのはありがたいですね。
また、カレンダーを発注する費用負担が小さく、
「クーポンの掲載料を店舗から1枚当たり1千円受け取る」
ことで出来るそう。
1千部から製作可能で、
「カレンダーの販売価格が1500円なら、730部売れれば補助金がなくて
も事業費をまかなえる」(アンプの斎藤一成理事長)
ということですが、それくらいなら商店街の店主が皆でカレンダーを
売ればさばけるでしょう。
さすが、商店街に詳しいNPOが考えた販促ツールと思います。
私が気がかりなのは・・・
日めくりですから365枚あるわけですが、例えば私がよく知っている
商店街は60店舗ほどしかありません。
地方の商店街の多くはこの程度、もしくはもっと少ないのではないで
しょうか。果たして365日、クーポンをつけられるのか。
また、商店主は商店街の年会費で1万円程度しか払っていないと思いま
す。たいして会費の効果を感じていない店主も多いはず。
果たしてクーポン1枚千円の費用を出そうという気になるか。
2019年版は5つの商店街が参加して行っているそうですが、
ぜひ経過を報じてもらいたいところです。
クーポレンダー
「孫子の兵法」では、
・利益を示して敵を誘え
と教えています。
孫子に言われなくてもこれくらい分かると言いたいところですが、
・相手が本当に利益と感じるものを示せるか否か
が大事なところで、事前に相手をよく知っておかなければ失敗します。
相手は何を求めているか?
調査を怠らないようにしましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■ちょっと一言
ここのところ、
・事業承継
・地方創生
といった、日本の国家的課題ともなっている分野の仕事に
ちょっぴり関わっています。
地方が落ち込む中、
アマゾン、時価総額首位に=マイクロソフト抜く(ヤフーニュース)
というニュースに微妙な気持ちになりましたが・・・
同社のような通販企業が発展したことで小売り店舗の少ない地域に住む
人々が助かっているのは確か。
どこにでもある「モノ」は通販に任せて、
地方はいかに独自性を発揮できるかが大事。
そこにしかない「モノ」、あるいは「コト」や「トキ」の消費を
どう生み出し、活性化させるか。
「荘子」と「孫子」に知恵を借りてがんばります。(#^.^#)
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●「孫子」初心者が最短で、しかも確実に!
「孫子」を使えるようになる講座 ~ 40日間連続メール集中特訓で33のコツを伝授 ~
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メルマガ:社長が経営に活かす「孫子の兵法」
兵法経営協会(ハマモト経営)ホームページ
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販促ツールは相手がメリットを感じるものか。
先にニーズを調査すべし。
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━━━━━━━ 2019年1月7日付「日経MJ9面」より━━━━━━━━
□■□ 本日の注目企業・人
■□■ 各地の商店街で活用 NPO法人アンプ
□■□ 日めくりカレンダー×クーポン
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今日は、クーポンと日めくりカレンダーを組み合わせた「クーポレン
ダー」を全国各地の商店街に広げているNPO法人アンプ(山形県新庄
市)に関する記事です。
■「アイス1個プレゼント」「100円引き」といったクーポンを1日に1枚
ずつ載せた日めくりカレンダー‥‥。
■地域の小売店や飲食店、電気店などで使える異なるクーポンを日めく
りの1枚ずつに載せる。2019年版は高知市中心部のはりまや橋や北九
州市などにある5つの商店街が参加した。
■茨城県大洗町の商工会は、女子高生が戦車を武道のようにたしなむ人
気アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台となった縁を活用。表紙に
キャラクターを描き、月の初めのページには戦車のイラストを載せた。
■18年に5千部を発行した際は、8割をファンが購入したという。
■クーポンは「岩盤浴半額」「信金で花の苗をプレゼント」など多様な
内容とし、幅広い業種から参加できる。
■カレンダーを発注する商店街にとっては費用の負担が小さいのが特徴。
カレンダーの販売額に加え、クーポンの掲載料を店舗から1枚当たり
1千円受け取る。
■アンプは商店街の活性化策として全国に広がる「100円商店街」の生
みの親でもある
とのこと。それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ 業績アップのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
どこの商店街も活性化策に頭を抱えています。
ごく一部の人口増加地域を除いて、
ほとんどが少子高齢化、人口減少の波に飲まれており、
なかなか気勢が上がらないのです。
そもそも、商店主の方が高齢化しており、後継者もいない中、
「そろそろ店を閉めようか」
と考えている店主が相当いらっしゃいます。
ある商店街の会長さんは、
「うちの商店街は解散した方がよいのではないか」
と浮かぬ顔で話していました。
そんな中、
「100円商店街」
を生み出し、商店街の活性化支援を行っているNPO法人アンプ。
今度は、
「クーポレンダー」
という、クーポンと日めくりカレンダーを組み合わせた販促ツールを
作って全国に広げつつあります。
日めくりですから、毎日、商店街のどこかの店のクーポンが消費者に
表示される仕組み。
消費者の方はあらかじめ1年分に目を通しておけば、
・いつ、どの商品を買えば得か
を知ることが出来ます。
茨城県の大洗町は人気アニメの舞台になったことを活用。
表紙にキャラクターを描いたところ、5千部中の8割をファンが購入。
「聖地巡礼」
としてファンが現地を訪れ、クーポンを使用していったそうです。
アマゾンでも売っていたようですから全国のファンが買うのでしょう。
地方の人口が減る中、
こうして地域外の人が消費してくれるのはありがたいですね。
また、カレンダーを発注する費用負担が小さく、
「クーポンの掲載料を店舗から1枚当たり1千円受け取る」
ことで出来るそう。
1千部から製作可能で、
「カレンダーの販売価格が1500円なら、730部売れれば補助金がなくて
も事業費をまかなえる」(アンプの斎藤一成理事長)
ということですが、それくらいなら商店街の店主が皆でカレンダーを
売ればさばけるでしょう。
さすが、商店街に詳しいNPOが考えた販促ツールと思います。
私が気がかりなのは・・・
日めくりですから365枚あるわけですが、例えば私がよく知っている
商店街は60店舗ほどしかありません。
地方の商店街の多くはこの程度、もしくはもっと少ないのではないで
しょうか。果たして365日、クーポンをつけられるのか。
また、商店主は商店街の年会費で1万円程度しか払っていないと思いま
す。たいして会費の効果を感じていない店主も多いはず。
果たしてクーポン1枚千円の費用を出そうという気になるか。
2019年版は5つの商店街が参加して行っているそうですが、
ぜひ経過を報じてもらいたいところです。
クーポレンダー
「孫子の兵法」では、
・利益を示して敵を誘え
と教えています。
孫子に言われなくてもこれくらい分かると言いたいところですが、
・相手が本当に利益と感じるものを示せるか否か
が大事なところで、事前に相手をよく知っておかなければ失敗します。
相手は何を求めているか?
調査を怠らないようにしましょう。
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■■■ちょっと一言
ここのところ、
・事業承継
・地方創生
といった、日本の国家的課題ともなっている分野の仕事に
ちょっぴり関わっています。
地方が落ち込む中、
アマゾン、時価総額首位に=マイクロソフト抜く(ヤフーニュース)
というニュースに微妙な気持ちになりましたが・・・
同社のような通販企業が発展したことで小売り店舗の少ない地域に住む
人々が助かっているのは確か。
どこにでもある「モノ」は通販に任せて、
地方はいかに独自性を発揮できるかが大事。
そこにしかない「モノ」、あるいは「コト」や「トキ」の消費を
どう生み出し、活性化させるか。
「荘子」と「孫子」に知恵を借りてがんばります。(#^.^#)
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兵法経営協会(ハマモト経営)ホームページ
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