ブランド「改名」でアパレル在庫が売れる!
- 2019/01/31
- 08:52
◎兵法経営 今日のポイント
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固定観念は自分の中の敵だ。
絵は真っ白なキャンバスに描こう。
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━━━━━━━ 2019年1月25日付「日経MJ1面」より ━━━━━━━
□■□ 本日の注目企業・人
■□■ アパレル在庫 改名でヒット ファイン
□■□ 「リネーム」タグ付け替え20満点
────────────────────────────────
今日は、ブランドのタグを外し新しいロゴを付けて再販するビジネスで
成長している、08年創業のファイン(名古屋市)に関する記事です。
■リネームはその名の通り、名前を付け替えたブランド。もともとは百
貨店系ブランドやファストファッション、デザイナーズブランドがつ
くり、売れ残った衣料品をブランドから買い取ってタグを取り換え再
販する。
■元の定価より2~7割安く買える値ごろ感で20代後半から40代を中心に
消費者の評判を呼ぶ。
■‥‥従来はアパレルやOEM(相手先ブランドによる生産)メーカー
の在庫となった衣料品を買い取りディスカウントストアなどに卸す事
業を主力としてきた。
■ただ、買い取り先からは「『安い値段で売られてしまうとブランドイ
メージの毀損につながるので困る』という声が多かった」(FINE
の加藤ゆかり社長)。
■そこで思いついたのが、タグを付け替えて消費者に売る手法だ。17年
にリネームを立ち上げ、他社の通販サイトに出店。18年10月には自社
の公式通販サイトを立ち上げた。
■仕入れ先から「再販時にブランド名を外す」よう要請された場合に加
え、「若者向けブダンドだが、ブランド名がなければ40代以上の女性
にも受け入れられるデザインだ」などと判断されればリネームに変え
る。
■これまで約20万点の在庫を同社で処理した大手小売りチェーンの担当
者は、「捨てるしかなかった大切な商品がブランドイメージを損ねる
ことなく再販できるのは大きな魅力」と話す
とのこと。それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ 業績アップのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
まだ十分に使える商品を捨てなければならない・・・
「もったいない」
と思いつつ廃棄した経験のあるビジネスマンは多いと思います。
私も大手スーパー勤務時代、売れなくなった飲料、デザート、乳製品等
を毎日のように捨てていました。
コンビニや小さな小売店では従業員に持って帰らせることもありますが、
大手だとルールが厳格でそういうことは出来ません。
飲料は中身をトイレに流すのです。
大量にあるときはそれだけで結構、時間を食いました。
記事によればファッション業界は、
「年間10億点超ともいわれる過剰在庫に悩む」
とのこと。
売れ残った洋服は安く叩き売れば良さそうなものですが、
メーカーも小売店も、
・ブランドイメージの毀損(きそん)
を恐れます。
仮に、
「普段、定価10万円のブランド服が他店では3万円で販売されている」
と知った1人の消費者がいたとして、
そのことをSNSでつぶやいたとしたら・・・
「あのブランドはもう買わない」
「あの店ではもう買わない」
という消費者が増え、自社は大ダメージを受けます。
それで、
・「訳アリ」としてアウトレット店へ回す
・泣く泣く廃棄する
という選択をするのです。
FINE(ファイン)の社長、加藤ゆかりさんは
この問題の解決策として、
・タグを付け替えて売る
という方法を思いついて実践し、アパレルメーカーや小売りチェーンの
救世主となっています。
もとの品質が良いわけですから消費者も安く買えて喜びます。
記事に、
「ブランドからの信頼を得て買い取り先ブランドは累計150前後にのぼ
る。買い取り点数も年々増え、18年には130満点に達した。このうち
1~2割がリネームとして再販される」
とあります。同社も大きく発展しているのです。
これまで誰もこの方法に気づかなかかったのでしょうか?
・ブランド名を変更して売るなどありえない
という固定観念が発想の邪魔をしていたのかもしれません。
FINE(ファイン)
「孫子の兵法」では、
・水のごとく柔軟に対処せよ
と教えています。
水はどんなすき間にも入り込みます。
また、とても柔らかいのに地形を変えてしまうほどの力も持っています。
戦略を考える際は、
「あれは出来ない」
「それは無理」
といった思考を排除し、すべての制約条件を解除しましょう。
そうすることで初めて打開策を生み出すことが出来ます。
絵を描くなら真っ白なキャンバスに描いて下さい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■ちょっと一言
当メルマガは今号から17年目に突入します。
途中、休刊した時期もありましたが、なんとか復活。
始めた頃は「1年、続けられるかな」と思っていました。
病気や事故など無い限り、意思さえあれば続けられるようです。
ところで、国民的グループの「嵐」は来年いっぱいで活動を休止する
と発表しました。
1999年9月15日結成だそうで、今年で20年になります。
あれだけの人気グループで常に注目され続けるのは大変でしょう。
自分の意思を通せないことも多いはず。
リーダーの大野さんはフリーになることを選択しました。
気持ちは分からないでもないような・・・
いや、スターになったことのない私に分かるわけないか。
組織とは個人の集まり。
組織を維持するには個人の意思の尊重が欠かせません。
普段から気がけてコミュニケーションを取りましょう。
もはや「嫌ならやめれば」「替わりはいくらでもいる」という時代では
無いのですから。(#^.^#)
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メルマガ:社長が経営に活かす「孫子の兵法」
兵法経営協会(ハマモト経営)ホームページ
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固定観念は自分の中の敵だ。
絵は真っ白なキャンバスに描こう。
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━━━━━━━ 2019年1月25日付「日経MJ1面」より ━━━━━━━
□■□ 本日の注目企業・人
■□■ アパレル在庫 改名でヒット ファイン
□■□ 「リネーム」タグ付け替え20満点
────────────────────────────────
今日は、ブランドのタグを外し新しいロゴを付けて再販するビジネスで
成長している、08年創業のファイン(名古屋市)に関する記事です。
■リネームはその名の通り、名前を付け替えたブランド。もともとは百
貨店系ブランドやファストファッション、デザイナーズブランドがつ
くり、売れ残った衣料品をブランドから買い取ってタグを取り換え再
販する。
■元の定価より2~7割安く買える値ごろ感で20代後半から40代を中心に
消費者の評判を呼ぶ。
■‥‥従来はアパレルやOEM(相手先ブランドによる生産)メーカー
の在庫となった衣料品を買い取りディスカウントストアなどに卸す事
業を主力としてきた。
■ただ、買い取り先からは「『安い値段で売られてしまうとブランドイ
メージの毀損につながるので困る』という声が多かった」(FINE
の加藤ゆかり社長)。
■そこで思いついたのが、タグを付け替えて消費者に売る手法だ。17年
にリネームを立ち上げ、他社の通販サイトに出店。18年10月には自社
の公式通販サイトを立ち上げた。
■仕入れ先から「再販時にブランド名を外す」よう要請された場合に加
え、「若者向けブダンドだが、ブランド名がなければ40代以上の女性
にも受け入れられるデザインだ」などと判断されればリネームに変え
る。
■これまで約20万点の在庫を同社で処理した大手小売りチェーンの担当
者は、「捨てるしかなかった大切な商品がブランドイメージを損ねる
ことなく再販できるのは大きな魅力」と話す
とのこと。それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ 業績アップのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
まだ十分に使える商品を捨てなければならない・・・
「もったいない」
と思いつつ廃棄した経験のあるビジネスマンは多いと思います。
私も大手スーパー勤務時代、売れなくなった飲料、デザート、乳製品等
を毎日のように捨てていました。
コンビニや小さな小売店では従業員に持って帰らせることもありますが、
大手だとルールが厳格でそういうことは出来ません。
飲料は中身をトイレに流すのです。
大量にあるときはそれだけで結構、時間を食いました。
記事によればファッション業界は、
「年間10億点超ともいわれる過剰在庫に悩む」
とのこと。
売れ残った洋服は安く叩き売れば良さそうなものですが、
メーカーも小売店も、
・ブランドイメージの毀損(きそん)
を恐れます。
仮に、
「普段、定価10万円のブランド服が他店では3万円で販売されている」
と知った1人の消費者がいたとして、
そのことをSNSでつぶやいたとしたら・・・
「あのブランドはもう買わない」
「あの店ではもう買わない」
という消費者が増え、自社は大ダメージを受けます。
それで、
・「訳アリ」としてアウトレット店へ回す
・泣く泣く廃棄する
という選択をするのです。
FINE(ファイン)の社長、加藤ゆかりさんは
この問題の解決策として、
・タグを付け替えて売る
という方法を思いついて実践し、アパレルメーカーや小売りチェーンの
救世主となっています。
もとの品質が良いわけですから消費者も安く買えて喜びます。
記事に、
「ブランドからの信頼を得て買い取り先ブランドは累計150前後にのぼ
る。買い取り点数も年々増え、18年には130満点に達した。このうち
1~2割がリネームとして再販される」
とあります。同社も大きく発展しているのです。
これまで誰もこの方法に気づかなかかったのでしょうか?
・ブランド名を変更して売るなどありえない
という固定観念が発想の邪魔をしていたのかもしれません。
FINE(ファイン)
「孫子の兵法」では、
・水のごとく柔軟に対処せよ
と教えています。
水はどんなすき間にも入り込みます。
また、とても柔らかいのに地形を変えてしまうほどの力も持っています。
戦略を考える際は、
「あれは出来ない」
「それは無理」
といった思考を排除し、すべての制約条件を解除しましょう。
そうすることで初めて打開策を生み出すことが出来ます。
絵を描くなら真っ白なキャンバスに描いて下さい。
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■■■ちょっと一言
当メルマガは今号から17年目に突入します。
途中、休刊した時期もありましたが、なんとか復活。
始めた頃は「1年、続けられるかな」と思っていました。
病気や事故など無い限り、意思さえあれば続けられるようです。
ところで、国民的グループの「嵐」は来年いっぱいで活動を休止する
と発表しました。
1999年9月15日結成だそうで、今年で20年になります。
あれだけの人気グループで常に注目され続けるのは大変でしょう。
自分の意思を通せないことも多いはず。
リーダーの大野さんはフリーになることを選択しました。
気持ちは分からないでもないような・・・
いや、スターになったことのない私に分かるわけないか。
組織とは個人の集まり。
組織を維持するには個人の意思の尊重が欠かせません。
普段から気がけてコミュニケーションを取りましょう。
もはや「嫌ならやめれば」「替わりはいくらでもいる」という時代では
無いのですから。(#^.^#)
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兵法経営協会(ハマモト経営)ホームページ
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